2011-02-11

北八ヶ岳 双子池 SnowShoe Hike 2011/1/9-10

天気予報では各地のお山は大荒れとの予報であったが、良い方に外れる事を期待してピラタスに集合した。メンバーは僕と嫁さん、beyondさん、ムーちゃん、creepさん、LocusGearのjotaroさんの六人。久々の大所帯だ。

11:30  とりあえず山頂駅に上がってはみたが、濃いガスにかなりの強風。当初、北横岳経由のコースも考えていたが、思ったより雪が少ない事も有り、林道経由で双子池方面に向かう事にした。



11:41 縞枯山荘  
行動時間十分にしていきなりの大休止・・・林道コースをとった事で今日の行動時間は長くても三時間たらずなので、じっくり楽しんで行きましょうって事でね。甘酒とぜんざいを注文してストーブを囲んで 談笑。小屋の親父さんはフレンドリーで感じの良い方でした。


 グラナイトの回し者では有りません。六人中四人がグラナイトギア・・・
やはりスノーシューやスコップ等の冬装備を装着出来てそこそこ軽いザックとなると選択肢は意外と少ない。スノーシューハイクに特化したすっきり軽いザック無いもんかなぁ。


小屋から出て歩き出す。アイゼンは持っては来ているが、今回のコースでは必要無さそうだ。全行程スノーシューでの行動となった。林道までの下りはしっかりとトレースが着いている。その先の林道は スノーモービルの轍が双子池方面に向かって伸びていた。緩やかな下りの道なので殆ど汗もかかない。

13:50 氷結した双子池に着いた。小屋は冬期休業中。 


まだ早いので双子山でも歩いて来ようかと思ったが、未だ天気の回復の兆しは無いので、ここでおとなしくテントを張る事にした。テントは毎度のBD Firstlightカーボンポール仕様。
時間を持て余すかとも思ったが、皆のお宅拝見などして、遊んでるうちにあっという間に日が暮れてしまった。
日暮れとともにかなり雪が降り始めたので各自テントに戻り夕食となった。慌ててパッキングしたため食料計画はかなり手抜きで、メニューはカップラーメン。皆さんテント内で湯を沸かしてるようであるが、二人分の寝具や装備が散乱した我が家では、とてもじゃないがテント内での湯沸かしは不可。雪振る中、一人で雪溶かしからの湯沸かしに励んだ。前室欲しいなぁ・・・。火種はプリムスのスパイダーストーブ(旧製品)ガス缶はプリムスのU缶を使用。気温−17℃でも調子良く燃えていた。しかしU缶は250サイズしかラインナップされてないので、一泊程度のハイキングには大き過ぎる。プロパン含有率の高い小型缶は、たしかスノーピークが出してたな。次回試してみよう。

食後は、500mlのプラティパスに詰め込んだ日本酒を手みやげに、一番居住空間の広かったjotaroさんの試作シェルターに集っての宴。透湿、結露、保温、GORE、eVent、タイベック・・・・話しは尽きない。僕はかなり酒は弱い方なのだが、極寒のテン場での酒は自分の許容量を超えていると思われる量を飲んでも全然酔わない。不思議だ。今酔っぱらうと死んじゃうよと、無意識に体の防衛本能が働いているのかな?

宴もお開きとなり。皆各自のテントに散って行った。皆さんVBLや自作シュラフカバー等々の検証ネタが色々と有るようだが、我が家は特に目新しいアイテムも無く、強いて言えば手持ちのシュラフで一番保温力の高いシュラフの−20℃環境での性能チェックである。僕がWestern Mountaineering ApacheGWS 2oz増量版で、嫁さんがPHDのHisper600。衣類はベースレイヤーにPatagoniaR.5の上下にWestern MountaineeringのFlightJKTとFlashPants、足下がSumartWoolの厚手ソックスにエレファントット。寝床はNeoAirにRidgerestの重ね技。シュラフは予め前面に寄せ気味にして床に着いた。寒ければ湯たんぽでも作るかなと思っていたが、朝まで寒い思いをする事も無く、ぐっすり眠れた。と言うか寝すぎた・・・

目覚めれば朝の八時。気持ちよく寝すぎて夜中の気温チェックを忘れてしまったが、周りの話しだと−20℃まで下がったようだ。嫁さんも全く寒く無かったと言う事で、寝具テストは合格点である。特にHisperのサイドバッフルは良い仕事をしている様に見える。コールドスポットが出来にくい構造なので寝返りする人には良さそうだ。

お天気は、天気予報を裏切っての快晴!帰りも林道ルートでのんびり帰ろうと言う事になっているので。急ぐ事も無く、朝のテン場でのんびり過ごす。





10:40 重い腰を上げてピラタスに向けて帰路についた。コースは昨日のピストンでも、昨晩降り積もった雪でトレースが消され、サラサラ雪のスノーシューイングを楽しめた。




12:12 縞枯山荘


縞枯山方面に足を伸ばす案も有ったが、そちら方面は急速にガスに巻かれ始めていたので諦めてそのままピラタスに向かって下山。
行動時間短めのハイキングでも、個性豊かメンバーのおかげで充分に楽しめた。



追記
これって100%取れるかも・・・TUFF BAG





6 件のコメント:

  1. オイッスーー
    北八つは南と違って何となくのんびりハイクでしょうか。。
    私も残雪で歩くだけ歩いて適当にビバークするハイクをしてみたいエリアです

    jyotaroさんとも交流しているんですね。。
    先日雪洞ご一緒したりしてましたのでつい

    返信削除
  2. pandamanさん

    こんにちは、はじめてコメントさせていただきます。
    いつも素敵な写真と文章に魅了されております。

    またブログのリンクしていただきありがとうございます。自分の方でもリンクさせていただきます。

    双子池の冬はまだ行った事がないのですが、写真からその素晴らしさがにじみ出ていますね。行きたくてうずうずしました。

    今後の記事も楽しみにしております。

    追伸
    自分のTUFF BAGも先日の北八で取れました、、、
    もはや100%ですね。

    返信削除
  3. janさん
    ども。北は完全にノンビリエリアですよ。ほとんど樹林帯なのでステルスキャンプするには良いかもしれません。
    jotaroさんと雪洞・・・面白そうですね〜レポ楽しみにしてます!!

    返信削除
  4. tiyodentimanさん
    いらっしゃいませ。おぉ、そちらでも被害が出てましたか。名前が名前だけにもう少しがんばって貰いたかったのですが・・・
    リンクの件は了解です。これからも宜しくお願いします。

    返信削除
  5. そんなにヌクヌク素材を多量に持ち込んでおられたとは…
    インサレーションを少しばかり恵んで頂くべきだった…
    ブログリニューアルおめでとう~

    返信削除
  6. creepさん
    寒さに対する経験値不足から保温材てんこ盛りで挑みました・・・
    これから引き算足し算を繰り返して適正値に持って行こうと思います。
    creepさんの装備は独創的で刺激を受けました、少し寒そうでしたが。

    是非また遊んで下さいね。

    返信削除