2011-01-16

明神平 Snowshoe Hike 2011/1/3-4

ここ数年、新年一発目のハイキングは明神平で雪中泊することになっている。
という訳で今年も行って来ました。


今年は大晦日から二日までにかなりの積雪があったようで、これならスノーシューを存分に楽しめそうだなと、期待して大又の登山口に向かったが、あまりの積雪の多さで倒木が車道を完全に塞いでしまい大又まで車で入れず。三キロ程手前の七滝八壷の辺りから歩くはめに・・・
面子は嫁さんと二人。




去年のスリーシーズンのハイキングではベースウェイト4キロ台を達成出来ていたので、久々に担ぐ冬装備満載のザックがずっしり重い。
そろそろ冬物の軽量化も真面目に考えよう。


先行者が十名程いるようでしっかりとトレースが付いている。
稜線に出るまでの積雪は50cm前後。滝の上の徒渉点までアイゼンで歩き、スノーシューに履き替えた。


明神平直下の水場は雪に埋もれてダメだろうと諦めていたが、しっかりと流れていました。
3L給水。雪溶かす手間が省けた。


15:30 明神平着
明神平に乗ると雪が深く1m程積もっていた。
無雪期では一時間半程で着く所、四時間近くかかってしまった。
まぁ、三キロ程余分に林道を歩いている事も有るが、雪の深い時はCTの倍位の時間を考えておいた方が良さそうだ。




先攻でトレースを付けて頂いた方々は皆さん日帰りということで、今晩泊まりは僕らだけ。
ノートレースの明神平をスノーシューでひとしきり走り回った後、東側の樹林帯を整地して寝床を確保。
スノーシューで踏み固めるだけで整地出来なくもないが、スコップも使った方がラクチン。というか楽しい。何故かスコップをパッキングすると、妙にテンション上がっちゃうんですよね・・・僕だけ?
愛用のスコップはarva snow plume
蹴り込める金属ブレード系では最軽量?380g


テントはBD Firstlightカーボンポール仕様
折れる折れると言われているカーボンポールだが、我が家の個体は今の所異常なし。設営の際、継部分がしっかりとはまっているか確認しながらテンションをかければ問題無さそうだ。
ペグは四隅がMSR ブリザードステイク、ガイラインは落ちている枝に結んで埋め込んだ。
樹林帯で張るならブリザードステイク要らないかもね。全て落ち枝で問題無さそうだ。

晩飯はアマノの麻婆なす丼。普通にうまい。

雪溶かし作業が無いので、意外に暇だ・・・
寝る前にもう一度スノーシューを履き直して、満天の星空を眺めながら明神平を散歩した。
体が温まったのでそのままシュラフに潜り込んで眠りについた。

夜の冷え込みは外気温-8℃、テント内で-5℃
寝具は充分にゴツいものを持ち込んだので暑いぐらいだった。

マットはネオエアーにリッジレストを重ねて使った。もちろんこの温度域では底冷え感は全く感じなかった。この組み合わせは冬の定番になりそうだ。リッジはもう少し薄い物に変えても良いかもしれない。ただネオエアーはパンクが怖いのでリペアキットは常備しよう。
シュラフはWesternMountaineeringのApacheGWSで、もちろんホカホカ。




明けて翌日も晴れ。
湯を沸かし、ポットに詰め込み、明神岳方面にハイクアップして朝の明神平を眺めながら餡パンとコーヒーで(VIA)朝食。

桧塚方面に足を伸ばそうかと思ったが、大又から明神平の道意外は全くトレースが無いので、そのまま大又に下山することにした。

下っていると、見慣れた顔が下から登って来た。釣り仲間のM氏である。
まさかこんな場所で新年の挨拶をすることになるとは・・・

下りも長い林道歩きをこなしてハイキング終了。
雪たっぷりで満足満足。良いハイキングだった。



嫁さんは何故かいつも文庫本外付け。ふやけてるように見えるが・・・